椿の花は、頭から落ちるということで縁起が悪いと武士が嫌ったという逸話もありますが、それはどうやら後世になってからの後付けのようです。
元々古くは、日当りや土質を選ばず非常に丈夫で寿命が長く、実からは良質の薬油がとれ(美容に美髪に椿油は有名ですよね)、魔除けの紅色の花を咲かせる性質から、厄よけ、無病息災、不老長寿の縁起の木として珍重されていました。またその美しさから茶人に愛された花でもあります。
 椿と関わりの深い物として、椿油に漬込んで作る「柘植(つげ)の櫛」があります。本柘植の櫛は高級品ですよね!櫛もそのまま読むと「94」で「苦・死」と連想しますが、そもそも櫛は髪を「とく」もの、つまり、災厄やトラブルを「とく(解く)」ものとして、魔除けの意味があり、こちらも元々は縁起物だったそうです。

椿と櫛のイメージ

椿・櫛の年賀状デザイン

当店では、今回も縁起物の年賀状デザインを取り揃えております。
椿のモチーフが入ったデザインは、下記のとおりです。